ERMグループのシンクタンクであるThe ERM Sustainability Instituteが発表したレポート「Prepare to LEAP: Updates to the TNFD framework and planning for the future」に関するお知らせをご案内します。

 なお、本文は原文の参考訳となります。原文は英文であり、和英に齟齬がある際には英文が優先となります。

 2022 Nature Benchmarkによると、敏感な生態系の近くで事業を展開している事業所を公開している企業はわずか14%、絶滅寸前の種と接する事業所を公開している企業はわずか7%です。

 そのため、企業が直面する自然関連のリスクや機会、さらには事業が自然環境に与える影響の程度は、ほとんど知られていないのが現状です。本レポートは、TNFDを中心とした自然関連の状況を調査したものであり、CSRDSECに関するブリーフィングシリーズとして、今後順次刊行される予定です。

 自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が9月の最終発表に向けてフレームワークの開発を続けているため、この状況は大きく変わりそうです。

 TNFDのフレームワークは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が気候変動に対して行ったのと同じように、企業の自然への影響や依存が財務に与える影響に関するリスク管理と報告のゴールドスタンダードになると期待されています。

 レポート全文をご覧いただくには、The ERM Sustainability Instituteのウェブサイトにございます以下のページにご訪問いただき、そちらよりレポートのダウンロードをお願いします。

Prepare to LEAP: Updates to the TNFD framework and planning for the future (sustainability.com)